まずは食体験
母子保健に関わる方への講演で、
「子ども野菜を食べさせる時、一番いい調理法は何ですか?」
という質問がありました。
「いい」の意味がわからず、確認したところ、栄養効果の高い調理法は?
ということでした。
例えばカロテンは脂質と一緒にとると吸収率が高いけど、
いつも揚げ物ではカロリーをとり過ぎるし。。。調理法を迷うと。
私はこう考えます
子どもにとって大事なのは、まず「食体験」
野菜は旬と、他の時期では味が全く違います。だから旬のものを。
旬の時期に、その野菜を最も味わえる調理法で食べてみる。
それで食べられなかったら、別の食べ方を工夫してみる。
一番避けたいのは、最初から野菜が分からないように刻んで、
何か(ハンバーグなど)に混ぜて与えることです。
大人になっても、「〇〇が嫌い」という人は多いですが、
その食べ物の本当の美味しさを体験したことがないのでは?
と思うことがよくあります。
「栄養素」の情報が多くなると、そちらに目が行きがちですが、
まずは食体験だと思うのです。
今日のランチは、事務所近くの魚屋さんで購入した「生しらす」
九州育ちの私は、小田原に住むようになって初めて食べました。
最初に食べた時の感動は忘れられない
すっごく美味しいけど、美味しい時期はとっても短い。
だからいいのね
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