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2012年6月23日 (土)

食品摂取と内部被ばく

今日は、会津大学の奥教授をリーダとした文科省の研究、
チェルノブイリ後に欧州で開発された、内部被ばくの評価ソフトの
日本版作成の会議に参加してきました。

「放射性物質に汚染された食品をどれくらい食べたか」の
データを蓄積し、内部被ばくの原因を推定するものです。
わたしの役割は、欧州で開発されたソフトの、食べ物の中身を
日本の食べ物に変更すること、
そして、それを登録しやすくするには、どんな工夫が必要か?
などです。

日本の栄養の取り組みは、欠乏症の改善に始まり、今では
過剰や偏りによる生活習慣病対策が中心になってきました。
そして、またひとつ全く違う視点からの配慮が必要になっている
という現実にこころが痛みます。
このソフトが活用され、不安から少しでも遠ざかる材料になれば
いいな~と思います。

帰り際、奥先生の書かれた「放射線を超えて」を頂きました。
放射線とどう生きていくのか、「自分で決める」ための知識が、
とても広い視野で、わかりやすく書かれています。
そして、奥先生の温かいお人柄がつまったエッセイが魅力的
帰りの新幹線で一気に読んでしまいました。
福島と日本の明日を、じっくり考えるきっかけになる本です。

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