食べ物は生き物!
わたしは普段、食や運動に関わる一般書をよく読みます
新しい知識を得るのは専門書ですが、一般書は表現の参考になります。
保健指導の現場では、専門書の表現では正しく伝わらない可能性があり、
難しい表現では、敬遠されるだけ
正しく伝えるだけでなく、興味を引く表現をしたいと思っています。
からだや食べもの、食べること、動くことなど、ひとつでも興味を持ってもらうと、
健康行動への一歩が踏み出しやすくなります
だからこうして、いろんなネタを仕入れるのです
私の講演でよく話すネタのひとつが、「食べ物は生き物」です。
食べものを「栄養素」と思ってみると、特に多い栄養素に着目して、
「○○には○○が含まれている」となり、パーツで見ることしかできません
実はこの見方では、栄養バランスを整えるのは難しいのです。
一方、食べものを、「生き物」として、全体像を眺めると、
「〇〇をエネルギー源として生きているんだ~」「だから○○が多いんだ~」などと、
個性が見えてきます
すると、パーツだけ抜きとって食べることは難しいし、
それでは意味がないことがわかります。
人間を見る時と同じで、一面だけで判断してはダメってことですね
わたしは、「この子はどんな子なのかな~?」と考えながら
栄養成分表を眺めるのが好きというと、いつも笑われますが、
そういう視点で見ると、食べものに対する興味も変わってくると思いますよ
そして、その視点に磨きをかける本を見つけました
この本、とっても面白いです
その食べものの、栄養素だけでなく、色や形、臭いなどにも
植物として生きていくためのいろんな理由があることが分かりました。
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