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2013年11月20日 (水)

ごはんが肥満の質を左右する

今日は契約企業の安全衛生委員会&個人面談の日

検診結果から太り気味の人を中心に、面談者をピックアップしてます。
すると肥満には2通りあることがわかります
いわゆるメタボタイプで、肥満に加えて、血糖値や血圧などが高い人と、
太っていても検査値は全く悪くない、単純な太目タイプの人がいます。
ここにはもちろん遺伝的なことは影響していますが、
面談でお話を聞くと、食生活も大きく関係していることがわかります。

メタボタイプさんは、食事の食べ方や中身に大きな問題があります。
食事が不規則で、量にもムラがあり、菓子パンを食事にしたり、
食事はごはんは少なく、油脂の多いおかずがたっぷり
体脂肪率が高く、筋肉量が少ない。

単純な太目タイプさんは、あまりお菓子は食べない
3食きっちり食べていて、ごはんが好き。
魚も野菜も食べていて、全体的に量が多い
わりと筋肉質なタイプが多い

メタボタイプは、このままいくと生活習慣病一直線なので、
すぐに食生活全体を見直す必要があります
単純な太目タイプは、足腰に負担がかかるので、
ある程度落としておいた方がいいかな~という程度です。
2タイプを分けるポイントはごはん これだと思います
ごはんをしっかり食べると、それだけで脂質比は下がります
逆に、ごはんを減らすと確実に脂質比は上がります
さらに、無味のごはんと、調味したおかずはセットで食べるものなので、
おかずの量や味も一定に保たれやすいのです。
逆に、ごはん以外の食べ物は、組合せの基本がないので、
量や味の日々の振れ幅も大きくなります。
更に更に、ここには書ききれない、もっとたくさんの理由があります。
栄養素や食品に関する様々な情報がありますが、
現場の声がすべての答えを教えてくれます

今日の面談でも、ポイントはごはんと確信しました。
やっぱり日本人の健康を支えてきたのは、ごはんを起点にした食生活なのですね

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