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2015年5月24日 (日)

平均的な食事?

注文しておいたパン粉が届きました
市販のパン粉のほとんどにショートニング使われていて、ずっと気になっていたのですが、含まない商品を見つけたのです

ショートニングは、トランス脂肪酸の素になります
トランス脂肪酸は、血中のLDL(悪玉)コレステロール値を上げ、HDL(善玉)コレステロールを上げ、心疾患のリスクを上げることがわかっています。
ショートニングを家庭で使うことは少ないですが、パンや惣菜、菓子など様々な加工食品に使われています。
実際、栄養指導をしていると、これが血中のコレステロール値に影響している人は多いと感じています。
20年前、コレステロール値が高い人は、40代以降の肉食の人が多かったのですが、今は若年でもコレステロール値が高い人がとても多く、肉はそれほど食べていません。
その代り、加工食品多いですね。

アメリカなどでは、加工食品にトランス脂肪酸量が記載されていますが、日本ではこれから。
遅れている理由は「平均的摂取量が少ないから」です。
でも、今の日本に「平均的な食事」ってあるのでしょうか?
だから「平均」ってあまりあてにならないのでは

例えば野菜の目標量(350g・5皿)に対し、平均的な不足量は1皿分となっていますが、現場感としては1日4皿とれていればかなり多い方です。
1日1皿程度の人もたくさんいるので、逆にいっぱい食べている人もいるということですね。
私たち専門職は、「平均」を知ることは大事ですが、そこに目を向けるだけでなく、そこから大きくズレている人に目を向けて、情報発信、商品開発することも大事だと思います

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