生きるためにやるべきことをやる
久しぶりにこころを動かされた本です。
東日本大震災後の原発事故をきっかけに脱電力生活を始めて、そこから「生きる」とはどういうことか、その意味を見出し快適に生きられるようになったというような本なのですが、コロナ下の今と少し似たところもあり、考えさせられるところが多々ありました。
私自身、走り続ける日々から立ち止まることができ、本当に必要なこと、ものが見えてきたように感じています。この本を読んで、食べていく=生きていくことの本質が分かり、将来の漠然とした不安が減ったように思います。
読み終えて思ったこと。
現代人は生きるために必要な行動を、家電他の便利な道具やサービスにやってもらって、生き物として生きるためにやるべきことをやっていないから生きている実感がなく落ち込んだりするのではないか。日々、生きるために費やす時間があると、多分そんな暇もなく、生きている実感がもてるのではないか。今を楽しみ今を幸せを感じられるのではないか。
わたし自身、生きている実感がなくむなしく感じる瞬間があります。効率化してきたことを見直して、普通に生きるための行動を増やしてみようと思います。
本文より
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上を見て生きるのは素晴らしい。でも、そのことだけが素晴らしいわけじゃない。ずっと上を見て生きてきたんだから、ここらで違う方向へ乗り出してみるって、なかなか楽しいことじゃないか。
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